「夜汽車の旋律」
暗闇によって情報が整理された景色。
降雪や降雨、霧で霞む情景。
鉄道少年のころ、遠くに聞こえた夜汽車の汽笛。
学生時代、数百本の夜汽車に揺られたレールの道音。
旅の喧騒と静寂。
たくさんの他愛もない会話。
どこに行っても同じようなシーンばかり撮ってしまう。
でも、それで良いと思っている。
私の写真は、遠い遠い昔の記憶を呼び覚ましながら
誰の為でもなく自分の記憶に刻んでいく旋律なのだから。
富士フイルムフォトサロン公式HP
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/230505_02.html