2023年7月4日火曜日

大阪巡回展 2023年8月11~17日開催

 


星野俊光写真展「夜汽車の旋律」
会期 2023811 (金・祝) 17 ()

会場 富士フイルムフォトサロン大阪

住所 大阪府大阪市中央区本町2-5-7 メットライフ本町スクエア1F

時間 10:0019:00 (最終日は14:00まで、入館は終了10分前まで)

休館日 会期中無休

入場料 無料



写真展公式 https://www.fujifilm.co.jp/photosalon/osaka/23081102.html

CAPA CAMERA WEB(東京/大阪情報) https://getnavi.jp/capa/pickup/230505hoshino/



2023年5月11日木曜日

東京展、終了致しました。


 写真展「夜汽車の旋律」富士フイルムフォトサロン東京展は、昨日5月11日で7日間の会期を終了致しました。

ご来場頂きました皆様、ありがとうございました。

展示作品42点は輸送箱に収められ、3か月後(8月11~17日開催)の「富士フイルムフォトサロン大阪」巡回展に備えております。

ギャラリー公式発表の来場者数は入口1箇所のみで、重複カウントとかもあるので参考値とし、推計3000人(あくまでも個人的推計)のお客様にご覧頂けたようです。

東京ミッドタウンという場所柄、写真展目当てではないお客様が多いのも富士フイルムフォトサロンの特徴で、外国の方も多くいらっしゃいました。

今回、鉄道モチーフとしては初個展、正統派の鉄道写真ではないので多少の不安はありましたが、鉄道にご興味が無い一般のお客様や、外国のお客様の反応が非常に良かったのは嬉しい誤算でした。

写真展は、お客様の感想を聞きながら、自分の作品を自身で咀嚼・分析するライブだと私は思っています。

DMに使用した作品が今回一番響いたようで、多数頂いた感想から自身でも「何故この写真でそう感じて頂けたのか?」を言語化することが出来て、今後の作品作りの大きなヒントを得られました!

個展、と言っても、写真展は一人では出来ません。

今回もたくさんの皆さんに支えて頂きました。

写真展の顔でもあるキービジュアルのDMデザインを担当して頂いたデザイナーの三村漢さん。難しいデータを期待値以上のファインプリントに仕上げて頂いた富士フイルムイメージングシステムズ株式会社(クリエイト)の牟田さん、ラボマンのみなさま。

このような素晴らしいギャラリーでの展示の機会を提供してくださいました富士フイルムホールディングス(株)さま。

今回の審査に応募するきっかけとなった勉強会(飲み会?)のishicoさん、MARCOさん。

DM配布にご尽力頂きました福田さん、近森さん。

厳しい撮影環境の中、いつも心の支えとなってくれる、わ鐵沿線/只見線沿線/飯山線沿線でお会いする鉄道写真仲間たち。

そして猫写真仲間たち。

私の作品の一番の理解者であり、今回の写真展のディレクション(セレクトからレイアウトまで)を全面的に担当してくれた星野晴美。

皆様、みんな、ありがとうございました。

                                      

                                       感謝


                                     星野俊光

2023年5月6日土曜日

記憶の記録


暗闇によって情報が整理された景色。

降雪や降雨、霧で霞む情景。

鉄道少年のころ、遠くに聞こえた夜汽車の汽笛。

学生時代、数百本の夜汽車に揺られたレールの道音。

旅の喧騒と静寂。

たくさんの他愛もない会話。

どこに行っても同じようなシーンばかり撮ってしまう。

でも、それで良いと思っている。

私の写真は、遠い遠い昔の記憶を呼び覚ましながら

誰の為でもなく自分の記憶に刻んでいく旋律なのだから。


富士フイルムフォトサロン公式HP

https://fujifilmsquare.jp/exhibition/230505_02.htm

2023年5月4日木曜日

5月5日10:00~開幕です。

 フジフイルムフォトサロン公式HP

https://fujifilmsquare.jp/exhibition/230505_02.html



星野俊光写真展「夜汽車の旋律」
2023年5月5日(金・祝)~5月11日(木)
富士フイルムフォトサロン 東京 スペース2
A1・A2サイズ、カラー、42点

※写真に写っていないところに、A1プリント8点、A2プリント7点が展示されています※

2023年5月3日水曜日

原点

 



16歳の冬休み、どうしても五能線の混合列車(客車と貨車が混結された列車)に乗りたくて東北ワイド周遊券を片手に旅に出た。ダウンジャケットは当時は高級品で、当然高校生の私はセーターとウィンドブレーカーのみでで寒かったろうにその記憶は無い。
が、情報も少ない時代、未知の冬の東北に16歳の貧乏一人旅は無謀だと心配し、先輩が最寄り駅まで見送りに来てくれたのがとても照れ臭かったのはよく覚えている。

念願の五能線で最初に撮影した場所は何故か海ではなく内陸。
多分、整然と並ぶ通信ケーブルを支える電柱に惹かれて途中下車したのだろう。
なんのハレもない場所、線路端でひたすら列車を待っていると、寒そうに手をこすりながら女子高生が線路を歩いてやってきた。

レンズはFD135mm+2倍テレコンだったかな。
当時は、KODAK「TRI-X」というISO400のモノクロフィルムを粗粒子効果狙いでISO1600に増感現像して使用するのがマイブームだったので、かなり絞っていたと思うのでピント合わせはざっとでOK。電柱美が気になって仕方なくこのような構図になったのか、純真な青年の照れがこういう画面にしたのかは不明です、、、が、その後も沿線で「粗い」写真を撮影して、手ごたえを感じた旅でした。

高校の鉄道研究部に所属していた私は、後日部活の発表会でこの旅のプリントを持っていったら、「鉄道写真を舐めてるのか!もっと真面目に撮れ!」と恫喝されたことが、今でも忘れられません(苦笑)

あれから40年近く経ちましたが、今でも写真表現に於いて「粒子」を大切にしているのは、恐らく若く何も知らない時に刷り込まれた「感性」なのかな、と思っています。
そして、そんな10代の私の未熟な感性を評価し支えてくれたI先輩、兼部で所属していた写真部の土門拳に心酔していた顧問のN先生のアドバイス・応援に感謝しています。

※今日の1枚は展示作品ではありません※

フジフイルムフォトサロン公式HP
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/230505_02.html




2023年4月28日金曜日

素の夜間鉄道写真

 

会期まで1週間となりました。

本展の作品は、「夜の鉄道写真」ですが、天の川星景も、コンポジット合成も無い、素の走行写真です。

ソフトウェアでのノイズ処理もせず、純正RAW現像ソフトのみで、むしろ「良いノイズ」は積極的に残して現像。悪くないノイズはデジタル粒子として作画に活用し、銀塩印画紙の粒子との相乗効果でノスタルジックな写真に仕立てています。

また、東京ミッドタウンにあるギャラリーでの鉄道写真展ということで、鉄道写真にご興味が無い方にも「鉄道旅」の雰囲気を楽しんで頂けるように意識して組んでいます。

GWの後半のお忙しい時期とは存じますが、ご高覧頂けましたら幸いです。

本日の1枚は、1987年の天北線の急行「天北」のタブレット交換シーン。
写真展には、このカットではなく別日に同じ場所で撮影したもう少し曖昧な写真を採用しました。
コロナ過で外出制限がかかっていた時期に、ポジをデジタル化していて気が付いたのですが、投げられたタブレットがうっすらと軌跡を描いて写っていました。


フジフイルムフォトサロン公式HP
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/230505_02.html

2023年4月27日木曜日

「夜汽車の旋律」出展作品より 2022年2月撮影の飯山線

 2022年の冬、津南町では16年ぶりの積雪4メートル超えと大雪に見舞われました。
撮影場所は少し下った飯山市になりますが、それでも150cmは積もったでしょうか。

飯山線と言えばこの場所と森宮野原駅付近が鉄板の撮影地にはなりますが、列車の通過時間(季節)・降雪量によって全く異なるイメージになるのが楽しくて、毎週末通い詰めました。

大雪過ぎると運休になるので(昨シーズンは私は1/2の確率で運休に逢いました)中々イメージ通りには撮らせてもらえませんが、、、

この日はブルーモーメントの時間!雪粒の前ボケがうまくシンクロ!して列車にスポットライトが当たるような思い描いたシーンになりました!

狙っても撮れないシーンが、意図を超えて撮れた時の魂が震える感覚が忘れられず、
同じようなな場所・季節・時間に通ってしまい、同じような写真ばかり撮っています。

でも、それで良いと私は思っています。
好きな物を好きなように撮るだけ。

それでも、その写真の塊は一つのストーリーになるはずだから。

本写真展は、そんな作品を集めた写真展になります。

富士フイルムフォトサロン公式HP
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/230505_02.html













2023年4月26日水曜日

展示作品より 濃霧を切り裂くDD51 745

  「夜汽車の旋律」出展作品より


1995年磐越西線の臨時列車の写真になります。

当時はポジフィルムだったので、その場ではどのように写っているか確認出来ませんでした。

デジタル時代の人には信じられないですよね。

週末撮影したポジを出勤前に堀内カラーに入れて、その日の夜に現像を受け取るのが毎週のルーティーンでした。


この日は、DD51 745の三つ目が来ることはわかっていましたが、現着してあまりにも深い朝霧でピント合わせも不可能。NewFD24mmF1.4で、∞少し手前に置きピンして捉えました。

ファインダー内では真っ白の中に白く強いハイライトが滲んだ感じにしか見えず、あぁ上手くいかなかったな、、、と諦めた1枚でした。


しかし、、、

上がったポジをライトボックスに乗せてスイッチを入れると、、、なんとブルーの濃霧の中にタングステンのヘッドライトがしっかり写っていて!思わず小さくガッツポーズしました。


上手くいったと思った時のまさかの落胆、、、

思いがけず、意図せず撮れてしまった時の歓喜!

結果がその場で見えないというのも、当時の写真の楽しみ方だったような気がしてます。

富士フイルムフォトサロン写真展公式HP
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/230505_02.html






2023年4月17日月曜日

展示作品制作について

 今回は富士フォトサロンさんでの展示ということで、展示作品は富士フイルムの銀塩プリント限定となります。

ねこ写真で個展は多数開催してきましたが、2007年のキヤノンギャラリーさんでの「東京湾岸のねこたち」を銀塩プリント(A3)で製作して以降は、全てインクジェット出力でした。
が、その銀塩プリントも会社にあった印刷機で、インクジェットも全て自分でプリントをコントロールしてきたので、、、

今回は、大判の銀塩プリントになりますので、個展のプリントを初めて全てプロラボさんにお願いすることになりました。

今までは何の苦労もなく40~60枚の展示プリントが出来ていたのですが、、、
今回は先ずは出力機の傾向(もはや癖と言いたい)を把握するところからスタート。

意外と知られていませんが、銀塩プリントの再現域は8ビットにも満たないので、今回のテーマのような「闇」の微妙なトーン(0~20)や、ヘッドライトの光のニュアンス(240~白飛び)の再現幅が狭く、本当にピンポイントの職人技の調整が必要。

クリエイトの担当者Mさんと打ち合わせして、今回ばかりは自分でデータをコントロールするのは不可と判断、クセモノの印刷機の特性を熟知した職人さんにお任せすることにしました。

最新のデジタルカメラと、超高性能レンズのキレキレのデータと、
少し曖昧でデータが圧縮され端折られた銀塩プリントとの±で、
理屈を超えた郷愁を誘うプリントに仕上がりました!

2023年3月22日水曜日

富士フイルムフォトサロン東京 公式HPにスケジュールが掲載されました。

 


スケジュールに写真展概要が出ました。

https://fujifilmsquare.jp/exhibition/230505_02.html

東京:2023/05/05~11
大阪:2023/08/10~17


今回展示作品から1枚、わたらせ渓谷鐡道の有名ポイントになります。 

2023年3月9日木曜日

「夜汽車の旋律」 星野俊光写真展

「夜汽車の旋律」



暗闇によって情報が整理された景色。

降雪や降雨、霧で霞む情景。

鉄道少年のころ、遠くに聞こえた夜汽車の汽笛。

学生時代、数百本の夜汽車に揺られたレールの道音。

旅の喧騒と静寂。

たくさんの他愛もない会話。


どこに行っても同じようなシーンばかり撮ってしまう。

でも、それで良いと思っている。

私の写真は、遠い遠い昔の記憶を呼び覚ましながら

誰の為でもなく自分の記憶に刻んでいく旋律なのだから。


富士フイルムフォトサロン公式HP
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/230505_02.html

2023年3月1日水曜日

星野俊光の鉄道写真ブログとしてリスタート致します!

「東京湾岸のねこたち」をテーマに撮影、写真展での発表に拘り活動を続けてまいりました。

2007年/2010年 キヤノンギャラリー
2010年 エプサイト(第一回スポットライトでの開催)
2013年/2016年 コニカミノルタプラザ

当ブログは、その告知用にと運営して参りましたが、この度、自身初となる鉄道をモチーフとした写真展を開催させて頂くことになりました。

そこで、このBloggerは星野俊光の鉄道写真や鉄道写真展を告知させて頂く場としてリニューアルさせて頂きます。

引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

星野俊光

※過去の記事については、そのままアーカイブさせて頂きます※