2025年7月に自身7回目となるメーカーギャラリーでの個展開催が決まりましたので、
写真展のタイトルに合わせてブログのタイトルも変更しました。
東京湾岸に生きる猫たちにテーマを絞り撮影して20年の節目の写真展。
慢心せず、ブレず、ひた向きに一本の細い「路」を歩いてきました。
どうそ宜しくお願い致します。
尚、「夜汽車の旋律」も継続して鋭意撮影中です。
2~3年後には纏まった形でご覧頂きたいと思っていますので併せて宜しくお願い致します。
まだまだ「長い旅」が続きそうです。
『Life ~東京湾岸に生きる猫たちの記憶~』 星野俊光写真展
東京湾岸に生きる猫たちにテーマを絞り撮影して20年。その集大成として都内某メーカーギャラリーにて2025年7月に写真展を開催させて頂きます。
2024年12月9日月曜日
耀の路
2024年12月8日日曜日
2023年7月4日火曜日
大阪巡回展 2023年8月11~17日開催
※終了致しました※
星野俊光写真展「夜汽車の旋律」
会期 2023年8月11日 (金・祝) ~17日 (木)
会場 富士フイルムフォトサロン大阪
住所 大阪府大阪市中央区本町2-5-7 メットライフ本町スクエア1F
時間 10:00〜19:00 (最終日は14:00まで、入館は終了10分前まで)
休館日 会期中無休
入場料 無料
写真展公式 https://www.fujifilm.co.jp/photosalon/osaka/23081102.html
CAPA CAMERA WEB(東京/大阪情報) https://getnavi.jp/capa/pickup/230505hoshino/
2023年5月11日木曜日
東京展、終了致しました。
写真展「夜汽車の旋律」富士フイルムフォトサロン東京展は、昨日5月11日で7日間の会期を終了致しました。
ご来場頂きました皆様、ありがとうございました。
展示作品42点は輸送箱に収められ、3か月後(8月11~17日開催)の「富士フイルムフォトサロン大阪」巡回展に備えております。
ギャラリー公式発表の来場者数は入口1箇所のみで、重複カウントとかもあるので参考値とし、推計3000人(あくまでも個人的推計)のお客様にご覧頂けたようです。
東京ミッドタウンという場所柄、写真展目当てではないお客様が多いのも富士フイルムフォトサロンの特徴で、外国の方も多くいらっしゃいました。
今回、鉄道モチーフとしては初個展、正統派の鉄道写真ではないので多少の不安はありましたが、鉄道にご興味が無い一般のお客様や、外国のお客様の反応が非常に良かったのは嬉しい誤算でした。
写真展は、お客様の感想を聞きながら、自分の作品を自身で咀嚼・分析するライブだと私は思っています。
DMに使用した作品が今回一番響いたようで、多数頂いた感想から自身でも「何故この写真でそう感じて頂けたのか?」を言語化することが出来て、今後の作品作りの大きなヒントを得られました!
個展、と言っても、写真展は一人では出来ません。
今回もたくさんの皆さんに支えて頂きました。
写真展の顔でもあるキービジュアルのDMデザインを担当して頂いたデザイナーの三村漢さん。難しいデータを期待値以上のファインプリントに仕上げて頂いた富士フイルムイメージングシステムズ株式会社(クリエイト)の牟田さん、ラボマンのみなさま。
このような素晴らしいギャラリーでの展示の機会を提供してくださいました富士フイルムホールディングス(株)さま。
今回の審査に応募するきっかけとなった勉強会(飲み会?)のishicoさん、MARCOさん。
DM配布にご尽力頂きました福田さん、近森さん。
厳しい撮影環境の中、いつも心の支えとなってくれる、わ鐵沿線/只見線沿線/飯山線沿線でお会いする鉄道写真仲間たち。
そして猫写真仲間たち。
私の作品の一番の理解者であり、今回の写真展のディレクション(セレクトからレイアウトまで)を全面的に担当してくれた星野晴美。
皆様、みんな、ありがとうございました。
感謝
星野俊光
2023年5月6日土曜日
記憶の記録
暗闇によって情報が整理された景色。
降雪や降雨、霧で霞む情景。
鉄道少年のころ、遠くに聞こえた夜汽車の汽笛。
学生時代、数百本の夜汽車に揺られたレールの道音。
旅の喧騒と静寂。
たくさんの他愛もない会話。
どこに行っても同じようなシーンばかり撮ってしまう。
でも、それで良いと思っている。
私の写真は、遠い遠い昔の記憶を呼び覚ましながら
誰の為でもなく自分の記憶に刻んでいく旋律なのだから。
富士フイルムフォトサロン公式HP
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/230505_02.htm
2023年5月4日木曜日
5月5日10:00~開幕です。
フジフイルムフォトサロン公式HP
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/230505_02.html星野俊光写真展「夜汽車の旋律」
※写真に写っていないところに、A1プリント8点、A2プリント7点が展示されています※
2023年5月3日水曜日
原点
16歳の冬休み、どうしても五能線の混合列車(客車と貨車が混結された列車)に乗りたくて東北ワイド周遊券を片手に旅に出た。ダウンジャケットは当時は高級品で、当然高校生の私はセーターとウィンドブレーカーのみでで寒かったろうにその記憶は無い。
が、情報も少ない時代、未知の冬の東北に16歳の貧乏一人旅は無謀だと心配し、先輩が最寄り駅まで見送りに来てくれたのがとても照れ臭かったのはよく覚えている。
念願の五能線で最初に撮影した場所は何故か海ではなく内陸。
多分、整然と並ぶ通信ケーブルを支える電柱に惹かれて途中下車したのだろう。
なんのハレもない場所、線路端でひたすら列車を待っていると、寒そうに手をこすりながら女子高生が線路を歩いてやってきた。
レンズはFD135mm+2倍テレコンだったかな。
当時は、KODAK「TRI-X」というISO400のモノクロフィルムを粗粒子効果狙いでISO1600に増感現像して使用するのがマイブームだったので、かなり絞っていたと思うのでピント合わせはざっとでOK。電柱美が気になって仕方なくこのような構図になったのか、純真な青年の照れがこういう画面にしたのかは不明です、、、が、その後も沿線で「粗い」写真を撮影して、手ごたえを感じた旅でした。
高校の鉄道研究部に所属していた私は、後日部活の発表会でこの旅のプリントを持っていったら、「鉄道写真を舐めてるのか!もっと真面目に撮れ!」と恫喝されたことが、今でも忘れられません(苦笑)
あれから40年近く経ちましたが、今でも写真表現に於いて「粒子」を大切にしているのは、恐らく若く何も知らない時に刷り込まれた「感性」なのかな、と思っています。
そして、そんな10代の私の未熟な感性を評価し支えてくれたI先輩、兼部で所属していた写真部の土門拳に心酔していた顧問のN先生のアドバイス・応援に感謝しています。