展示作品について
今回の個展では、シンプルにギャラリー所蔵のレンタルアルミフレームにオーバーマットを入れることに。
淡々と「並び」「組」「色」で、1点ずつ、塊で、空間で、作品を観て頂きたいと思い。
A2サイズまでなら自宅でプリント可能。
裏打ちシートは紙業者さんに特注で作ってもらい、自分で貼るので破格。
オーバーマットは安定の「金丸真」さんで、こちらも特注で切ってもらう。
問題は用紙。
ILFORDの「Gold Fibre Silk」をこれまで使用していたが、まさかの廃版に、、、
他の用紙には無い特殊なインクジェット受像層を使用しており、圧倒的な再現性があったが
特殊なコーティング故に材料供給が停止し廃版になってしまったようだ。
そこで、ハーネミューレ、イルフォードのファインアート紙、そして局紙と改めて色々テストしたが、総合的にみて、「Silk」ほどの表現力は無いが「Gold Fibre Gross」と決めた。
まだ会期まで間があるが、円高事情もあるのだろうか、ドイツからのインクジェット用紙供給が細すぎて日本国内に数箱しか在庫が無い状況。販社に掛け合い5月入荷分から何とか4箱購入することが出来てホッと一息。
A2サイズ25枚入り×4箱で、普及機デジカメボディが買える価格(苦笑)、写真展はとてもお金がかかりますね、、、
〈つづく〉